阿佐ヶ谷の家

古い庭木を残して建て替えた小住宅です。道路に面した庭木を引き立てる背景になるように、家の外観はシンプルな表情にしています。樹影が家の壁に映り込み、趣きのある雰囲気になりました。
木々が多く残る庭に面して大きなコーナーウィンドウを巡らせ、庭に寄り添う雰囲気のリビングとしました。既製品のアルミサッシを用いながらも、木調を活かした窓廻りのデザインによって、古い庭木の風情にしっくりと馴染む窓辺の空間となりました。
収納や使い勝手をよく考えたので、暮らしにぴったりと馴染みます。また、自然素材を多用し、経年でキズがついたり変化すること自体も味わいとして楽しめそうです。そうしてできあがった家は、どこか懐かしく、しっくりと馴染んで愛着のわく家になったように思います。

所在:
東京都杉並区
用途:
住宅
構造:
木造2階建て
延床面積:
81.89m²
敷地面積:
189.68m²
施工:
渡邊技建㈱